【辛口評価】ポンコタンのウルトラライトフィットチェアをレビュー。口コミ真相は

【辛口評価】ポンコタンのウルトラライトフィットチェアをレビュー。口コミ真相は

楽天市場のアウトドア・イス部門で10週連続売上1位、累計22万脚売れたポンコタンのウルトラライトフィットチェア。

22万脚の販売台数はかなりビビります。

なぜこんなに爆売れしているのか？

超人気の理由が気になったので、実際に購入して徹底調査しました。

ハイバックとも比較していますのでぜひ参考にしてください。

爆売れのワケ

もう先に結論を言ってしまいます。

爆売れのワケは、値段の安さのわりに商品スペックが充実していてコスパが良いためです。

購入者の良い口コミが広がり、さらに売上UPになっていると想像できます。

ウルトラライトフィットチェアの評価

星3個が平均で3.5以上が高評価です。

ウルトラライトフィットチェアのメリット・デメリット

メリット

デメリット

サイズ・仕様

デザイン・機能

デザイン

スッポリとお尻を包みこむような、おわん型のデザインが特徴です。

座面左右と背中はメッシュで通気性を確保。蒸れにくい仕様と軽やかな印象を与えます。

脚先の円盤形状のレッグキャップも特徴的で、土の中に沈み込まないようになっています。

横から見たデザイン。シートを4箇所で支えるハンモックのような構造です。

収納ケース

収納ケースはコンパクトでハンドルが付いており、持ち運びしやすいデザイン。

収納ケースの裏面はメッシュになっています。

ケース内に空気がこもりにくくカビの防止になりますが、本体に土が付着している場合は外側に土が出てしまうデメリットもあります。

機能

カラビナ付き

本商品にはカラビナが2個付属されており、シート下部分に引っ掛けて収納ケースをぶら下げることができます。

引っ掛けるとこのような感じに。

収納ケースをこのように取り付けできるのは面白いアイディアです。見た目も悪くありません。

座り心地

座のフィット感

本商品はおわん型でスッポリとはまるような座り心地です。

座面の中心部分の幅は約55cmと広めではありますが、お尻が当たる部分は生地が左右に引っ張られるため実際の寸法より狭くなります。

座面手前の高さは33~34cm。ロースタイルでくつろぎやすい座高です。

背のフィット感

背もたれは背中のラインに沿って生地がフィットします。

生地の上部はフレームがないので背中が痛くなることはありません。

しかし座面からの背もたれ高さが約32cmと低めのため、ゆったり身体を預けて座ることはできません。

足の組みやすさ&伸ばしやすさ

足は自然に組んで座ることができます。

足を投げ出して真っ直ぐ伸ばしても太ももは痛くならないのは魅力です。

しかし後ろにもたれかかるほど前方フレームが浮きやすく、不安定になるので注意が必要です。

安定性

安定性は正直良くありません。

座った状態で後ろに重心を持っていこうとすると、前脚が浮きやすく立ち上がりの際も不安定です。

転倒しないように注意したほうがいいでしょう。

軽さゆえ、風にあおられやすいのは仕方がないことですが、強風のときは特に気を付けたほうがいいですね。

組み立てやすさ

組み立てはフレームを組み立ててからシートを被せる方法です。

3~5分程度で簡単に組み立てできます。

フレームは最初からゴムバンドで繋がっているので、組み合わせ方を間違えることはありません。

フレームの組み立ては2分もかからない程度で完成します。

フレームが完成したらシートを被せていきます。

被せる位置は4箇所と決まっており、持ち手が付いているのでわりと簡単に取り付け可能です。

収納効率・運びやすさ

収納ケースは長さ35cmととてもコンパクト。iPhoneと並べるといかに小さく収納できるかお分かり頂けるかと思います。

これだけコンパクトなら家族の人数分持っていても収納場所に困りません。

収納ケースには持ち手も付いており、持ち運びは超ラクです。

驚くほどの軽さは本商品の魅力であり、本体は人差し指だけでもラクに持つことができます。

軽すぎるので風にあおられやすいのはデメリットになってしまいますが、それでも軽いのは大きなメリットです。

重量は930g（公表値は900g）で超軽量。同類の一般的なアウトドアチェアに比較して約1/3程度の重さです。

品質

生地

生地はオックスフォードが採用されています。オックスフォードは軽く通気性が良いのが特徴。

実際に生地だけ持ちましたが、とても軽く感じます。手触りは硬くパリッとした質感です。

縫製は工業用ミシンで人の手によって行われるので、すべてが同じ精度とは限りませんが、私が購入したものは丁寧な縫製でした。

防水加工は・・・

販売ページで防水加工済みと書いてあったので、実際に水で濡らしてみました。

濡らした直後にすぐシミに。3分程度で乾きましたが、水を通しにくい防水加工とはいえ、防水性能は実感できませんでした。

フレームを差し込む部分は破れにくいように補強されています。

旧仕様ではポリエステルで破れも多かったようで、最近改良されたとのこと。

アルミフレーム・接合部

アルミフレームは強度が強い7075ジュラルミンで、航空機などにも使用されているものです。

接合部は樹脂でできています。一部ややバリがあったものの仕上げとしては悪くありません。

レッグキャップは円盤のような形で土の中に沈み込まないようなデザイン。

しっかりとはまっているので簡単に抜けてしまうことはありません。

もし削れて破損した場合は2個予備で付属しているので安心です。

「付け替えできる」という点は他社にはないメリットでもあります。

ウルトラライトフィットチェア ハイバックタイプと比較

タイプの違いについて

ウルトラライトフィットチェアはローバックとハイバックの2種類あります。

ここまではローバックについて解説しましたが、ここからハイバックと比較してご紹介します。

収納ケース

写真の上にあるのはウルトラライトフィットチェア（ローバック）で、下はウルトラライトフィットチェア ハイバックの収納ケースです。

サイズはひと回りほどハイバックの方が大きいです。

とはいえハイバックでも長さは45cm程度なので十分コンパクトと言えます。

サイズを比較

この2つのチェアは背もたれの高さが違いますが、座高もまったく異なります。

ハイバックは座高が高いハイスタイルで、ローバックは座高が低いロースタイルのチェアになります。

背もたれを比較

身長にもよりますが、背もたれはローバックが背中の中央あたりまでに対して、ハイバックは肩上までサイズがあります。

しかしハイバックの背もたれは左右約41cmの位置にフレームがあり、背中にあたって痛いです。

せっかくのハイバックなので、もう少し幅が広い方が良かったですね…

収納ポケットを比較

ハイバックには座面の左側にサイドポケットが付いています。スマホやジュースを収納するのに便利です。

ローバックにはサイドポケットは付いていません。

ローバック

ハイバック

ウルトラライトフィットチェアはこんな方におすすめ

ウルトラライトフィットチェアは、座り心地にそこまでこだわりがなければとてもおすすめです。

持ち運びも超ラクなので、運動会などのイベントで使うのも最適ではないでしょうか。

注意点

大柄な方は窮屈に感じるので注意してください。

大柄ってかなり曖昧な表現ですが、同じ体重でも体型は皆違うので説明が難しいのです…

参考までに、

180cm、体重75Kg、ヒップサイズ100cmの筆者はローバックでやや窮屈、ハイバックでは背中がとても窮屈に感じました。

保証を受けるためにしておくこと

ウルトラライトフィットチェアを購入したら、180日間の製品保証を受けることができます。

ただし、保証を受けるためにはLINE登録が必要です。

方法は簡単で、商品に付属されているカードからQRコードを読み込んで注文番号を送るだけ。

ポンコタン・ウルトラライトフィットチェアの口コミ

ウルトラライトフィットチェアを購入した人の口コミをまとめました。

本家を買おうと思いましたが安いのでこちらを購入しました。
二脚を既に3年ほど使ってますが、体重が軽いせいか全く壊れません。
火の粉で穴が空いたり、食べ物を落として汚したりしてますが、この値段なら全く気になりません。
サイトを離れる時も盗まれる心配がないので放ったらかしです（笑）
この気楽さが買って良かったと思える1番の理由かも。

引用元:Amazon

本家を使っていましたが、娘用にこちらを購入。

その場で２つを座り比べてみると、さすがに本家の方が少しだけ座り心地がよく組立も楽ですが、値段ほどの差はありません。

どちらもコンパクトなキャンプ用の椅子としてはとても座り心地が良く大変気に入っていました。ところが昨年ワカサギのボート釣りで本家を池に沈めてしまい、仕方なく自分用にも購入。

何度も使ってみて気づいたことは、本家よりほんの少し前のめりであること、フレームが本家よりしっかりした感じで安定していることです。前のめり感は気になるほどではなく、釣りに使うにはかえって良いくらいです。次回コンパクト椅子を購入する機会があったらまたこちらの商品を購入すると思います。

引用元:Amazon

他の方のレビューを見てると、突き抜けて破損することが多いようですが、
今のところ特に問題はありません(10回くらい使用)

初回の組み立ては非常に力が要ります。
布を目いっぱい引っ張り、ポールをたわませる感じで力をかけないと入りません。
ただ、布が伸びてくるのか、3～4回目くらいから組み立てやすくなります。

座り心地は、他のローチェアを持っていないので比較はできませんが、
布が張りすぎな気がします。
もう少しお尻の部分が沈んでほしいのですが、これは使っていくうちに布が伸びて改善されるかもしれません。

何より値段が安いので、費用対効果は十分かと思います。

引用元:Amazon

Amazonでは1,700件以上のレビューが付いていますが、賛否両論の意見が入り交じっていました。

なかには2~3回使用しただけで壊れてしまったという意見も…

安いだけに気軽に使えるのは魅力ですが、長く使用したいならヘリノックスを検討しても良いかもしれません。

品質も比にならないほどヘリノックスのほうが優れています。

ヘリノックスについては下記の記事を参考にしてください。

【レビュー】ヘリノックスのチェアワンはおすすめ？軽いけど座り心地はいかに

【レビュー】ヘリノックス・サンセットチェアのメリットとデメリットを徹底解説

まとめ:爆売れのワケ、詳しく分析したけれど・・

20万脚以上売れているポンコタンのウルトラライトフィットチェア。

爆売れのワケは冒頭でも解説しましたが、充実したスペックのわりに価格が安いという点です。

もう、この理由だけで購入の決め手になるのではないでしょうか。

しかし、品質や座り心地は期待値以上という結果にはなりませんでした。

この安さで、すべてを求めるのは酷ではありますが・・

さいごに

超軽量で持ち運びもしやすいので、気軽に使いたい方には最適なアウトドアチェアといえます。

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