広告を掲載しています

スノーピークのローチェア30をレビュー。座り心地を徹底解説

スノーピーク ローチェア30のレビュー・評価

スノーピーク ローチェア30 レビュー

アウトドアの業界において、確固たる地位を築いているスノーピーク。優れたデザインや使い勝手の良さは所有欲をくすぐる商品ばかりです。

そんなスノーピークのチェア部門において大人気のローチェア30を徹底的に解説します。

 

ノーリー

細部に至るまで徹底的にチェックしましたので、ぜひ参考にしてください。
筆者プロフィール
50以上のアウトドアチェアを試座、分析してきたアウトドアチェア研究家。

自宅では20脚以上のチェアをコレクション。自称「チェアの変態」です。

 

当メディアと詳しいプロフィールについてはこちら

ローチェア30の評価

評価
座り心地
(4.0)
安定性
(4.5)
生地の質感
(4.0)
組み立てやすさ
(4.0)
収納効率・運びやすさ
(2.5)
品質
(5.0)
価格
(2.0)
総合評価
(4.0)

星3個が平均で3.5以上が高評価です。

ノーリー

総合評価は3.7点。値段の高さが得点に響きましたが、所有欲を満たす優れたチェアであるのは間違いないです。

ローチェアのメリット・デメリット

メリット

  • デザインが美しい
  • 前傾姿勢、後傾姿勢どちらも取りやすい
  • リラックスして座れる
  • 末長く使える品質の良さ

 

デメリット

  • 値段が高い
  • 収納効率と運びやすさはそれほど良くない

ノーリー

「値段が高い」だけ注目するのは危険です。値段相応の価値は十分にあり、長期間使えることを考えるとコスパが良いと言えます。

サイズ・仕様

スノーピーク ローチェア30 サイズ・仕様

品名 ローチェア30(LV-091)
タイプ ローチェア
カラー ・カーキ
・ブラウン
材質 フレーム:アルミニウム合金
肘掛け:竹集成材、金具/ステンレス
シート:ポリエステル
サイズ 使用時(約):幅58 奥行65 高さ86(座高30)cm
収納時(約):幅16 奥行18 高さ101cm
重量 約3.6Kg
耐荷重 100Kg
適合するテーブル 高さ40cm程度のテーブル
メーカー スノーピーク

価格

価格はストアによって異なりますが平均で17,600円前後となっています。

デザイン・機能

デザイン

スノーピーク ローチェア30 デザイン

肘掛けの竹集成材が美しく、アルミのフレームが高級感を醸し出すハイブリッドなデザインが特徴。

自然の中でも、室内でも調和するデザインはとても魅力的です。

デザインにおいて他のチェアと大きく異なる点は脚フレームの構造。

本商品は後脚が脚先で支えるのではなく、フレームそのもので支える珍しい構造になっています。

ノーリー

座りやすさと作業のしやすさを兼ねたよく考えられたデザインです。

 

スノーピーク ローチェア30 背面デザイン

背面はX型のフレームがダイナミックな印象を与えます。

大きな背もたれは安心感がありますね。

ノーリー

どこから見ても美しいデザインは逸脱ですが、個人的に背面が一番好きです。映えますね〜。

スノーピーク ローチェア30 ロゴ

背面には小さなロゴが控えめにアピール。

目立ちませんが、背面のアクセントになってデザインの一部と化しています。

 

機能

肘掛け

スノーピーク ローチェア30 肘掛け

竹集成材でできた肘掛けは、温かみのある優しい風合い。

見た目の良さはもちろん、長さが30cmあるので腕をリラックスしやすいのがポイントです。

デザイン・機能まとめ

・美しいデザイン
・竹集成材の肘掛けの風合いが良く腕もリラックスできる

ノーリー

必要以上の機能はなく、とてもシンプル。機能より使いやすさと品質にこだわっています。

ローチェア30の座り心地をレビュー

スノーピーク ローチェア30 座り心地

座り心地は良く、足を伸ばしやすいのもポイントです。

ゆったり座りつつ、作業しやすい前傾姿勢も取りやすいのが本商品の大きな魅力と言えるでしょう。

リクライニング機能がないにも関わらず、前傾・後傾姿勢が取りやすいのは座フレームの絶妙な傾斜によるところが大きいです。

ただしリラックスできるとはいえ、ハンモックチェアやリクライニングチェアのようなリラックス感までは及びませんのでご注意ください。

そもそもスタイルが異なりますので同じ部類に入れてはいけませんが・・

安定感のあるしっかりした座り心地は本商品の醍醐味ですよ。

 

背もたれは十分な高さ

スノーピーク ローチェア30 座り心地-2

背もたれの高さは座面から計測して約56cm。身長180cmの筆者が座って肩までの高さです。

 

腰のサポートは感じない

スノーピーク ローチェア30 座り心地-3

ランバーサポート(腰部のサポート)はありません。

腰のフィット感を重視する方には物足りなく感じるでしょう。

しかし腰のフィット感が弱いからといって座り心地が悪いというわけではないです。

むしろ背・座ともにしっかりした座り心地は長時間座っても疲れにくいのは高評価といえます。

ノーリー

ソワソワしないしっかりとした座り心地がとても快適ですよ。

 

足を伸ばして座りやすい

スノーピーク ローチェア30 座り心地-4

本商品は足を伸ばしやすいのですが、その秘密は座面前方にあります。

写真のように座面前方がやや前垂れしているので、足を伸ばして座りやすいのです。

もちろん太ももを圧迫しないので血流が悪くなる心配はありません。

ノーリー

グッと足を伸ばして座ると、とても気持ちよく座れるチェアですよ。

 

肘掛けはデザインの良さと使いやすさを両立

スノーピーク ローチェア30 座り心地-5

竹集成材の肘掛けは見た目の良さだけでなく、腕をリラックスできるのがポイント。

また竹集成材はスチール製の肘掛けに比べて熱さや冷たさを感じにくいです。

真夏や冬でもストレスなく肘掛けに腕を置いていられるのはメリットですね。

 

座面は程よいサイズ

スノーピーク ローチェア30 シートサイズ

座面の幅は外寸法で約47.5cm。

身長180cm、体重75Kgの筆者が座って程よいサイズ感です。小柄な方でも座りやすいサイズと言えます。

 

スノーピーク ローチェア30 座面までの高さ

座面の高さを実測したところ前方で約31.5cm。

スノーピーク公表値の30cmは、座面中央部の高さにあたります。

ノーリー

やや後ろに傾斜しているので前方と後方の高さが違うわけです。

この絶妙な傾斜具合がリラックスしやすく、作業や食事がしやすい効果を生み出しています。

 

安定性

スノーピーク ローチェア30 安定性

座った状態で身体を左右に振ると、多少横揺れしますが安定性はかなり優秀です。

前後への安定感はとても良く、立ち上がりや着座のときも安心して動作できます。

ノーリー

安定性が良いので子供でも安心して座れますよ。

 

スノーピーク ローチェア30 安定性-2

前脚のスペーサーは幅3.8cm、奥行4.5と大きく、安定性の向上に一役買っています。

これだけ大きいと、地面が柔らかくてもめり込みにくいのが良いですね。

座り心地まとめ

・後傾姿勢、前傾姿勢どちらも取りやすい
・リラックスして座れる
・肘掛けがあるので腕がラク
・腰のサポートはほぼない
・足を伸ばして座りやすい

ノーリー

変に力が入らず、リラックスできるので私にとってはとても好みの座り心地です。

組み立てやすさ

スノーピーク ローチェア30 組み立て

組み立てはとても簡単。

収納バッグから取り出して背もたれと座面の対角線上を持って広げるだけです。

広げる際はやや硬く感じますが、すぐに慣れます。

収納効率・運びやすさ

スノーピーク ローチェア30 運びやすさ

収納時の高さは101cmで、ローチェアにしてはサイズは大きめです。

しかし幅は18cm未満とコンパクトなので、室内で収納するときは立てれば収納しやすいでしょう。

車のトランクに載せるときは、スペース的に載せられるか事前に確認することをおすすめします。

ノーリー

収束型ですし、背もたれも大きいので収納サイズも大きくなってしまうんですね・・

 

スノーピーク ローチェア30 重量

重さを実測したところ、スノーピーク公表値3.6Kgと同じでした(0.01gは誤差です)

ノーリー

肩に掛けて痛くないのは3Kg台が限界ではないでしょうか。
収納効率・運びやすさまとめ

・収納時の高さが101cmで寝かせた状態での収納効率は良くない
・幅は18cm未満とコンパクトのため立てて収納するには便利

品質

生地

スノーピーク ローチェア30 生地の品質

見た目はキャンバス(帆布)生地のようですが、普通のポリエステルです。

防水や難燃といった機能は持ち合わせていません。

ポリエステル生地ですが、厚みがあるので摩耗による劣化面では安心できます。

ノーリー

難燃でないので焚き火での使用は要注意!火の粉が破れの原因になります。

 

フレーム

スノーピーク ローチェア30 フレーム 品質

フレームはアルミニウム合金で高級感があります。マットな質感で手触りも良いです。

スチールより軽くサビにくいといったメリットもあります。

しかしアルミニウム合金は柔らかいため、スチールに比べてキズがつきやすく、変形しやすいデメリットもあります。

ノーリー

スチールもアルミニウム合金も一長一短あるということです。

 

金具

スノーピーク ローチェア30 金具 品質

本商品の金具はステンレスでサビにくい仕様。

フレームがアルミニウムなのに金具がスチールだと金具だけサビてしまいます。

本商品は絶対サビない保証はありませんが、きわめてサビにくいところは安心できます。

ノーリー

金具、ボルト、スペーサーは厚みがあり耐久性に優れているのは嬉しいポイント。

 

後ろ脚

スノーピーク ローチェア30 フレーム

後脚はフレームが直接地面に接地します。

地面でフレームが受ける面積が大きいので安定する反面、キズがつきやすいのがデメリット。

キズつくのが嫌な方はシートを敷いて使うか、フレームと地面にフェルトをかませると良いでしょう。

ノーリー

アウトドアチェアでキズを気にしてたらいかん!と思いつつ岩場は避けたいところです・・

 

品質まとめ

・キャンバス生地のような厚みのあるポリエステル
・縫製はきめ細かく丁寧
・生地に難燃などの機能はない
・フレーム、金具はサビにくいがスチールに比べてキズはつきやすい

 

ローチェア30の耐荷重は?

スノーピーク ローチェア30 耐荷重

スノーピーク・ローチェア30の耐荷重はスノーピークの公式サイトでも公表しておらず不明ですが、体重80Kgまでは安全ラインで間違いありません。

あくまで推測値ですが、90Kgくらいまでは耐えられるのでは?というのが筆者の見解。

アルミニウム合金はスチールに比べて柔らかいのが弱点で、荷重が大きいほどフレームが変形するリスクは高くなります。

荷重が分散されやすい設計でアルルミニウム合金の弱点をカバーしているとはいえ過信は禁物です。

ノーリー

体重75Kgの筆者が座ってもまったく問題ありませんでした。

 

追記

後日、スノーピークの窓口へ耐荷重について直接問い合わせてみました。

回答は「100Kgまでは耐えられる設計」のことです。

推測していた90Kgならまったく問題なしということですね。

もし壊れたらどうする?

本商品に限らず、スノーピークの商品はもし壊れたら修理に出すことができます。

決して安い買い物ではないので、せっかく手にいれたら末長く使用したいところ。

保証期間を過ぎたら有料になりますが、修理して使い続けることでより愛着もわきます。

 

修理を依頼する方法はこちらの記事でくわしく解説しています。

スノーピークへチェアの修理を依頼する方法。そもそも保証はある?

 

 

口コミ・評判のまとめ

ローチェア30を実際に購入した人の口コミ・評判を一部紹介します。

 

ずっと憧れだったローチェアを、スーパーセールでしました。普段は部屋で使って、天気が良くなったり、暖かくなったら家族で出かけるのに使いたいと思って購入しました。座面の高さ、安定感、座り心地は思っていた通りで良かったです!

引用元:楽天市場

とてもかっこよくて気に入りました。座り心地もいい。もう少し収納時に小さくなればベスト。

引用元:楽天市場

デザイン、色合い、質感、存在感どれをとっても満足。とても良い買い物でした。

引用元:楽天市場

 

色々な椅子を座ってみて、長い時間疲れずに座れる感じがしたので購入しました

引用元:楽天市場

 

高評価がとても多いのが印象的です。

やはりそれだけこだわって設計されたチェアであるからでしょう。

購入した人の満足度が高いのも納得です。

 

まとめ:末長く愛着を持って使える優秀なチェアです

スノーピークのローチェア30は値段は高めですが、品質が良く座り心地も良いので安心して使用できます。

良質なチェアを末長く使いたい方には、とてもおすすめ。

デザイン・高品質・座りやすさを兼ね備えた長く愛用したい一品です。

関連記事
スノーピークのローチェアショートは値段が高いけどおすすめ・・?

スノーピークで座り心地が良いおすすめチェアランキング【全モデル】

【専門家厳選】本気でおすすめのアウトドアチェア25選<予算別完全版>